上司が気分屋で、言ってることがコロコロと変わる。
仕事でわからないことがあり聞いたら「自分で考えて仕事しろ」と言われ、自分で考えて仕事したら、今度は「何で勝手にやるんだ」「つかえない奴だ」とみんなの前で大声で怒鳴られてしまった。
頭が真っ白になり、いつもはしないような失敗をしてしまう…。
自分勝手で、気分屋の上司っていますよね。
そして、「そこまで私が悪いことした?」と思うくらいに、非難し、性格のことまであれこれ言われると本当に辛いですよね。
こんな状況が毎日で、上司が気に入らない事があればすぐに怒鳴り散らし、ビクビクしてしまい、上司とまともに話すこともできず、仕事も怖くてできない。
他に相談できる人もいなく、仕事に行くことすらも怖くなり、追い込まれていて、もう辞めたい。でも辞める勇気もない。
どうしたらいいのか。
追い込まれてしまって仕事さえも怖くなると、毎日辛いですよね。
そこで、今回は、上司に毎日怒鳴られ辞めたいけど辞める勇気がない時、
・ どうやって決断したらいいのか。
・ この辛い状況を乗り越える方法があるとすればどんな方法なのか。
・ こんなことで辞めるのは甘えではないかという不安。
についてお話していきたいと思います。
今の体調はどうかで判断する
まず一番大切なのは、あなたの今の体調です。
● 仕事に行くとき、朝、お腹が痛くなる、頭が痛くなるなどの症状はありませんか?
● ごはんは食べられていますか?
● 夜は、眠ることができていますか?
私の仕事を辞めるか辞めないかの我慢の限界の判断方法は、自分の「体調」です。
私の我慢の限界を決めるきっかけとなった体験談
以前、私も上司から「あなたは出来が悪い」「使えない」と毎日怒られ、毎朝、頭痛と腹痛におそわれ体調を崩してしまったことがありました。
そのうち、ごはんも食べられなくなり、仕事に行く朝、吐くようになってしまいました。
たぶん、身体が拒否反応を示していたんだと思います。
それでも自分が甘えているだけだ。と思って、上司に何を言われても我慢して仕事に行っていました。
しかし、いくら我慢しても限界がきます。
あるとき頭痛や発熱、腹痛や吐き気がすごくて限界で、2日ほど休んでしまったことがあり、その後、上司から「やる気がないのなら辞めろ」と言われ、頑張りもむなしく、結局辞めることになってしまったのです。
それ以来、人が怖くなってしまい、しばらく、うつ状態になり、転職するにも本当に苦労しました。
そのことがあってから、私は、ごはんが食べられなかったり、朝、吐いてしまうなどの症状が長期的に続くようなら「辞める決断をする。」と決めています。
自分の身体を守れるのはあなたしかいません。
今のあなたの体調がどうかをみて判断しましょう。
体調についての我慢の限界の判断方法はこちらの記事に詳しく書いてあるので参考にしてみて下さい。
この状況を乗り越える方法があるとすれば…
辞めると判断する前に、やはり最善をつくし、それでも結局ダメならあきらめもつきます。
まだこの状況を乗り越える方法が、何かがあるんじゃないか。と思うこともありますよね。
今の辛い状況を改善する方法があるとすれば、問題の上司のさらに上の上司に相談すること。
でも、相談したらからと言って、今まで怒鳴り散らしていた上司が大人しくなり、状況が改善されるかと言われれば…、その可能性は低いような気もします。
みんな自分が一番大事。
ことわざにもありますが、「さわらぬ神にたたりなし」で、みんな面倒なことには関わりたくないので、上司の上司がどれだけ親身になって話を聞いてくれるかは、わかりません。
それでも、相談することで、なにか変ることもあるかもしれません。
上司の上司に相談したことで、反感をかい、さらに上司から怒鳴られるようになる可能性もあるので、辞める覚悟で相談してみる価値はあると思います。
上司から怒鳴られるのは普通なの?
自分がすごく辛い時、
・ 他の人の場合はどうなんだろう。
・ これが常識で自分の感覚がずれているのかな。
と、今の状況が辛すぎて何が正しいのかわかならくなり不安にもなりますよね。
ミスなどしてしまったとき、上司から怒られるのは仕方ありませんよね。
誰だって、自分のミスによって迷惑をかけてしまえば、上司から怒られても、「すみません」と反省し、今後、同じミスをしないように気を付けるだけですむはずです。
しかし、他の人にも聞こえるように大声で怒鳴るとなると、ただその上司が大人としてレベルが低いだけ、パワパラ上司ということです。
● 単なる自分のストレス発散。
● 「おれ(わたし)はあなたよりえらいんだぞ」と権力を見せつけ威張りたいだけ。
みんながみんなこんな上司の下で働いているわけではなく、今回たまたま運が悪かっただけと思いましょう。
こんなことで辞めるのは甘えなのかなという不安
仕事を辞めたいと思っている時って、自分は甘えているんじゃないかと自分を責めてしまいやすいです。
● 「普通はこれくらいのことで辞めないのか」
● 「こんなことで辞めるのは甘えないのか」
● 「他の人だったらどうするのか」
でも、人と比べても何の意味もありません。
もし、他の人が「あなたはまだまだ甘いよ。」「怒鳴る上司なんてどこにでもいるし、そんなんじゃ他のどの仕事もできないよ。」と言われたら、今の仕事を辞めずに我慢して頑張れるでしょうか。
今、辛いのはあなたです。
その人が代わってくれるわけではありません。
あなたが本当はもっと頑張れるのに、頑張らず辞めたならそれは「甘え」です。
しかし、もう十分に頑張り、もう限界だと思って自分で決断し辞めるのは「甘えではありません」。
人は人、自分は自分。
人から何と言われようと、あなたが判断した道が正しい道です。
まとめ
「仕事に行きたくない。」「仕事を辞めたい。」というのは、よくあっては困るけどよく聞く言葉です。
しかし、「仕事が怖い」というのは、ちょっと精神的にかなり参っていて、追い詰められている状態だと思います。
上司に怒鳴られる
↓
ビクビクしてしまう
↓
失敗が多くなる
↓
また怒鳴られる
という悪循環になってしまうと、もうその上司のことで頭がいっぱいで、仕事どころではありませんよね。
まずは、自分の今の体調はどうかで、仕事を辞めるか、続けるかの判断をしてみましょう。
そして、辞める前に辞める覚悟で、問題の上司のさらに上の上司に相談してみる。
いつも怒鳴られていると、それが普通なのかな?と思ってしまいますが、上司から怒られることはあっても、大声で怒鳴られるまでとなると、ちょっとその上司に問題がありそうです。
そのため、その上司から言われるがまま、自分を必要以上に責めたりせず、萎縮(いしゅく)しすぎないようにしましょう。
辞めると決断しても、「他の人はもっとつらくても頑張っているのかも。」「こんなことで辞めるのは甘えなんじゃないか。」と不安になることもあります。
しかし、あなたがもうこれ以上頑張れないくらい頑張ったなら、それは甘えではありません。
「甘え」とか「甘えじゃない」とかは、人が決めるのではなく、自分が決めることです。
人が「甘え」だとかなんだとか言っても、あなたの人生です。
決断するときっていろいろ迷いますが、結局はあなたが「こっちだ!」と決めた道が正しい道です。