陰口を言われたり、悪口の多い職場って本当に辛いですよね。
とくに、女性が多い職場だと、先輩が悪口をコソコソ話して、みんなで見下し笑ったり…。
そういう人たちと一緒に仕事をしていると、人を信用できなくなるし、仕事もやる気がなくります。
それに、また何か陰で言われるんじゃないかと思うと、働くのも怖くなりますよね。
挨拶しても無視。だったらほっといてくれればいいのに、人の行動は細かくチェック。
わざと仕事を手伝わず、こっちが忙しくてミスや間違いをするのを見ては、毎日毎日ねちねち嫌味や悪口を言ってきたり、他の人に陰で言いふらす…。
毎日監視され、嫌味をチクチク、陰でコソコソ言われていたのでは、精神的ストレスもたまり、嫌になってきますよね。
朝仕事に行くのも辛く「もう辞めたい!」と思うこと。私もありました。
でも、いざ「仕事を辞めたい。」と言っても、そう簡単に辞められるものでのなく、いろいろな不安もありますよね。
そこで、職場で陰口を言われたり、無視されたりして、もう辞めたいと思った時、どうしたらいいか。
● どこの職場でも陰口はあるし、辞めても同じなのか。
● 辞めたら負けになるのか。
● 陰口を気にしない方法はあるのか。
● 辞めるとき本当のことは言えない時、上司になんて言ったらいいのか。
● 新しい職場でまた一からやっていく自信がない時どうしたらいいのか。
今後の不安や悩みを解消するための改善案を私の体験談も含め、ご紹介していきたいと思います。
どこの職場でも陰口はあるし辞めても一緒なのかな?という不安
辞めたいと思っていても、なかなか決断できない理由のひとつに「結局、どこの職場でも陰口とか悪口とか無視とかあるし、辞めて新しい職場でも一緒なのかな?」ということがあります。
仕事を辞めて、せっかく、新しい職場に行っても、また陰口や悪口に悩まされたら困りますよね。
確かにどこの職場へ行っても陰口や悪口、無視はあります。
無視したり、人のうわさ話や誰かの悪口を言ったりするのは、女性は多いですよね。
そういう意味でどこへ行っても一緒といえば一緒かもしれません。
しかし、その陰口や悪口の「度合い」は違います。
私も正社員、派遣社員、パート、バイトなどして、今までいくつかの職場で働いてきました。
陰口や悪口が本当にひどい職場は、耳をふさぎたくなるくらい(もはや陰口ではないですね)すごいです。(*その時の体験談は下の方でお話してます。)
トイレでひそひそ陰口を話しているのを聞いてしまったくらいは、まあこれくらいはあるよね。と許せる範囲の職場もあります。
そのため、陰口はどの職場でもあるけれど、その度合いは職場によっても違い、耐えられる程度なのか、我慢できないほどひどいものなのかは、大きな差があります。
だから、新しい職場でも陰口はあるけれど、それが今よりひどいものか。それとも耐えられる範囲のものなか。は、正直なところ、実際働いてみないとわかりません…。
ただ、今の職場で本当に耐えられないほど陰口がひどいと思うなら、今より悪くなることはないです。
この世の中、そんな陰口や悪口ばっかりの職場ばかりじゃないですからね。
陰口や悪口が日常茶飯事な職場の体験談
私が20代の頃、バイト先で陰口や悪口が多い環境が嫌になり、1ヶ月くらいで辞めたことがあります。
1ヶ月というすごく短い期間で、親切にしてくれた方には申し訳なかったのですが、すぐに辞めてしまってよかったなと今は思います。
もちろん、バイトと正社員など雇用形態が違うし、それぞれの生活環境も違うので、辞めることが必ずしも良いことではないです。
でも、無理して頑張って、体を壊してしまっては元も子も(もともこも)ありませんよね。
その時は、ある親切な女性のひと言で、体調を崩す前に辞めることができました。
私の陰口が嫌で辞めた職場の体験談
私がある会社のバイトとして働くことになった時のことです。
どんな会社だろうと、ドキドキワクワクで出社。
しかし!
しばらくして、口の悪いうるさいおばさんと一緒のグループになってしまい、ずっと一緒に仕事をする羽目に…。
とにかく、それ以外に話題はないのか?という思うくらい、「あの人はあ~だこ~だ。」と、いない人の悪口を仕事中ず~っとしゃべりまっているのを聞くことになってしまったのです…。
人数もそれほど多くない小さい会社で、そのおばさんは会社に古くからいるらしく、会社の社長とも仲がよかったため誰も逆らえないようでした。
そのため、会社の内部のことについても指示をしているような人です。
私がこのバイト続けるの無理かもなと思ったのは、入社してすぐの私にわからないことを教えてくれて親切にしてくれた女性(Aさん)の悪口を、あることないこと大げさにそのおばさんが言いふらしていたことです。
私もちょうどそこに居合わせていて、聞くことになってしまったのです。
一緒に聞いていた周りの人もそのおばさんに逆らうと危ないとわかっていたので、「そうなんですか。」「そうですよね。」とうまく話を合わせていました。
こういう話をうまく合わせられる人ってすごいですよね。
その後、Aさんが仕事の用事でちょうどおばさんのもとに現れました。
すると、直接、Aさんにお説教が始まったのです。
「あなたはね~、△△△でね、○○○なのよ。だから嫌なのよ。」みたいに、みんなの前で説教が始まりました。
でもAさんは今までもこういうことがあり、言われることに慣れているらしく、最初「はい。」と素直に聞いていていました。
だんだんお説教が長くなってきたところ「はい。はい。わかってます。」と、自分の仕事の用事を済ませ、上手くかわしながらその場から離れていきました。
すると、そのおばさんが「はい。はい。じゃないでしょ。はい。一回でいいのよ。」と、まったくもう~と怒りをあらわにし、「あの人(Aさん)は何を言っても聞かないんだから!」とまた文句を言ってました。
そんな、いや~な雰囲気の中、仕事をしなければならず、そのおばさんが来るとまた誰かの悪口を言うので、一気にどよんとした空気になるのがわかり、仕事中もずっと嫌な気分。
そして、そのおばさんには仲間グループがあり、他にも周りの人の悪口や陰口、うわさ話が好きな人たちもいて困りました。
「○さんのトイレ休憩いつも長くない?」
「□さん、お茶を入れるポットのそうじは就業時間外にやるべきなのに、就業時間内にしてたのよ。どう思う?」とか。
よくそんな、他人の細かい行動まで見ているな。とある意味、感心してしまいますよね。
というか、そんな人の行動をチェックしてる暇があるなら仕事してよ。と思います。
しかも、その陰口を言われている人たちは、別に変った人でもなく普通にいい人。
トイレだって言われるほど長くないし、ポットのそうじもたまたま朝忘れちゃったからで、就業時間だけど、みんなのためにどうしてもやらなくてはいけなかったのかもしれないし。
陰口を聞いてしまった時は、「みんなそんな悪く言われるようなことしてないのに…。」と、言い返したいけど言い返す勇気もなく、すごくモヤモヤ嫌な気分になってました。
同時に、私も私のいない所で陰口を言われてるんだ。と思うと、さらに落ち込んでました…。
こんな感じで、この職場は毎日のように誰かが悪口や陰口を言われたり、いじわるされるという職場でした。
そのため、職場の雰囲気は最悪で、だんだんその場所にいるだけでも気分が悪くなり、働き始めて数週間で嫌になっていきました。
その後、その私に親切にしてくれた女性(Aさん)に聞いてみたところ、その問題のおばさんやそのグループの人は気に入らない人にとことん攻撃を仕掛けてくるらしく、一度嫌われると悪口や陰口を言われ大変で、辞めていく人も多いみたいでした。
そして、私に「まだ若いんだから他にいいところ(いいバイト)あるんじゃない?」と言ってくれたのでした。
そのことがきっかけでもあり、私もそのバイトに行くのが辛くなりはじめていたので、たった1ヶ月くらいでしたが辞めることになりました。
そして、この職場、1ヶ月くらいしか行っていないのですが、社長や上司たちも考え方がちょっと常識はずれで「うそでしょ?」というようなひどい出来事もあり、それも辞める要因でもありました。
精神的にもきつくて辞めたいくらい陰口や悪口がすごい職場ってことは、誰も注意する人がいないということ。
つまり上司もたいしたことないってことだし、会社自体もたいした会社ではない。ってことだと思います。
私もその後、いろいろな職場に行きましたが、このバイト先の職場が(そのおばさんのせい?)一番、陰口や悪口がひどくて仕事に行くのが本当に苦痛でした。
他の職場は、陰口もないくらい忙しかったり、ほとんどまあこれくらいの陰口はどこの職場もあるよな。というくらいで、耐えられるレベルでした。
そのため、どの職場でも陰口はあるけれど、その職場によって、陰口や悪口の「度合い」「程度」は違います。
辞めたら負けになるのかな?
もし、陰口や悪口など、嫌がらせによって辞めた場合、「相手に負けた。」「相手から逃げただけ。」という気持ちもあり、モヤモヤします。
あなたが悪いことをしているわけではないのに、辞めなければならないのは、なんとなく気分がスッキリしないですよね。
しかし、「逃げるが勝ち」ということわざもあるように、時には逃げる方が有利なこともあります。
相手に陰口や悪口など言わないように変えることができません。
相手をかえられない以上、方法は、こちら(あなた)が変わるしかありません。
方法は4つ。
・ 「なぜ陰口を言うのか」と直接本人に聞く。(反撃する。)
・ 気にしないようにする。(我慢する。)
・ 上司に部署の移動など相談し相手から離れる。
・ 辞める。
直接、陰口を言っている本人に問いただすのは、かなり勇気がいりまし、聞いたところでよけい陰口を言われそうな気もします…。
気にしないってことができればそれが簡単とは思うけど、私にはできない…。
この中では、上司に相談し、部署の移動などできればそれが一番いい方法かもしれません。
しかし、相談することもできずに、陰口を我慢し続け、体調まで崩してしまって仕事もできなくなっては、結局「負け」。相手の思うツボです。
世の中、そんな陰口ばかり言われるような、悪い職場ばっかりではありません。
体調まで崩してまで我慢する必要もありません。
「戦わずして、逃げる」という方法は勇気がいることですが、私は転職も3回と多いのですが「逃げるが勝ち」で、まったく後悔はなく、辞めてよかったです。
陰口を気にしない方法ってある?
陰口を気にしない方法…。
これがわかればどんなにラクかって思いますよね。
私もよく悩むタイプで本や雑誌など見るのですが、
人生相談の回答では「陰口とかそんなこと気にせず仕事に集中しましょう。」「どこの職場でもあることなので、人生勉強と思い乗り越えましょう。」とか書かれています。
でも、それがなかなかできないんですよね。
私の場合、たぶん、人のことを気にしてしまう性格で、クヨクヨ悩む性格が影響してるんだと思います…。
私は、結局「逃げて勝つ(辞めて別の職場で働く)」方を選んだのですが、他の職場へ行っていくつか気が付いたことがありました。
「陰口を気にしない方法」というのは、具体的な方法はないのですが、「気にするか。気にしないか。」はあなたが自ら選択し選んでいるんです。
● あなたが、陰口を気にしたいと思えば、気にすることができる。
● あなたが、陰口なんてどうでもいい。言わせたい奴に言わせとけ。と思えば、気にしないということも選択できる。
それに気が付いたとき、私はいつも「陰口を気にしたい」方を選択してしまって、自分自ら、陰口を「気にすること」を選んでしまっていたんだなと思ったのです。
そんなことないよ。とも思いますが、こんな話を聞いたことがあります。
行っちゃいけないのに、なぜかそっちの方へ行ってしまう不思議な話
ある何もない砂漠の真ん中に道路が1本ありました。
車もほとんど通らないし、見通しがいいまっすぐな道路なのに、なぜかある地点だけ交通事故の多発する場所があったそうです。
それはなぜだと思います?
実は、そこには「○○街まであと△km。標識注意!」と標識が立っていたんです。
えっ?どういうこと?と思いますよね。
周りは砂で、あまりにないもない見通しのよい道路を車で走っていて、標識がポツン見えてきます。
ドライバーは、「標識がある」と思えば思うほど、その標識の方向にハンドルを切ってしまいその標識にぶつかり事故になってしまう。という現象が起こっていたのです。
これは、なにもない砂漠の真ん中で気にするものがない時は平気だったのに、「標識」という気になるものが目に入ったため、そればかりを逆に意識しすぎてしまったということです。
人間、そっちに行っちゃいけない。そっちに行っちゃいけない。と思うほど、それを気にしてそっちへ行ってしまうものなんですよね。
私の場合、最初「陰口を言われるの嫌だな」と気にして、それがだんだん「陰口を気にしちゃいけない。気にしないようにしよう。」と逆にも思いすぎてしまうことでも、結局よけいに気になってしまっていたのです。
そのため、性格的に陰口を気にしないということがどうしてもできなかったので、結果「逃げるが勝ち」の方法しかなかったんですが…。
陰口を気にしない方法があるとすれば、「陰口を言われるの嫌だな」「陰口を気にしないようにしよう」と両極端に思い過ぎないこと。なのかもしれません。
陰口や無視が原因で辞める時、上司になんて言えばいいのか
辞めるとき上司に「先輩の陰口無視がひどく、耐えられないので辞めます!」と、はっきり言えればいいですが、そうは言えないですよね。
人間関係が問題で辞めるとき、「なんて言って辞めるか」悩みます。
上司が信頼できる人であれば、本当のことを言って辞めてもいいと思います。
しかし、そんな信頼できる上司がいれば、たぶん仕事を辞めようとは思わないですよね。
上司ともそれほど親しくもなく、信用できなければ、やはり別の理由を考えます。
・ 他にやりたい仕事が見つかったため。
・ 実家に帰るため。
・ 手術または入院することになったため。
・ 資格取得のため学校に行くことにしたため。
私は仕事を辞めるとき、「手術し入院することになった。(持病があり手術しなくても大丈夫だったけど)」「資格をとるため学校に行くことにした。」という理由で上司に伝えました。
辞める本当の理由が人間関係でも別の理由を言っておいた方が、退職日までの数週間、仕事がしやすいと思います。
新しい職場でやっていく自信がない時
辞めるといっても、また新しい職場での仕事や人間関係のことを一からやり直しか。と考えると、不安でいっぱいですよね。
私も人見知りが激しく、要領があまりよくないので、人や仕事に慣れるまでに人一倍時間がかかります。
そのため、転職するときはいつも「不安」「怖さ」があります。
・ 次の職場では、人間関係とはどうだろう。
・ また陰口や悪口を言われたりしないだろうか。
・ 仕事は覚えられるだろうか。
・ 長く続けることができる仕事だろうか。
これらはみんな誰もがもっている不安です。
しかし、陰口や悪口などの人間関係が原因で辞めた場合、自分に対しての自信もなくなってしまっているので、とくに新しい環境へ不安も大きいですよね。
そんな自信がなくて不安な時、あなたの長所を紙に書きだして、もう一度自分を見つめ直してみましょう。
もし、仕事の不安から自分のことがよくわからなくなっている場合は、あなたの長所や強みを客観的に判断し見つけてくれる診断テストをしてみてはどうでしょう。
自分の長所を客観的に知ることができれば、必要以上に不安になったり自信をなくすこともなくなります。
そして、転職にも自分に自信をもてるので、新しい職場にも「どんな職場だろう…。とビクビクしながら」行くのではなく、「どんな職場だろう?とワクワクしながら」行くことができますよね。
職場で陰口や無視されもう辞めたいと思った時のまとめ
どこへ行っても人が集まる限り、必ず陰口や無視はつきものです。
悪口など自分のことを言われているわけではなくても、聞いている方も嫌な気持ちになり気分のいいものではありませんよね。
職場での悪口や陰口や無視など、どこでもあり、避けられないです。
しかし、その職場によって、陰口や悪口の「度合い」は違います。
あなたがもう辞めたいくらい陰口や悪口や無視がひどい職場というのは、誰も注意する人がいないということ。つまり、上司や会社そのものもたいしたことがないのでは?とも考えられます。
仕事を辞めると、陰口を言っている人たちから逃げて負けたような感じがするかもしれません。
しかし、体調まで崩してしまっては、結局「負け」になり、相手の思うツボです。
「人の悪口や陰口を言う人は必ずいるし、もう聞かないことにしよう。」と聞き流せるならそれが一番いい方法だと思います。
でも、ストレスを感じ精神的に負担が大きいならば、体調を崩す前に逃げる。
「逃げて勝つ」という方法もあるのです。
辞めるというの選ぶにもいろいろな不安があり、これでいいのか?と自信もなくなる時があると思います。
そんなとき、あなたのことを客観的に判断してくれる診断テストを受けたりしてみて、自分に自信を取り戻すことからはじめてみましょう。
仕事を辞めると決断するには、とても勇気のいることです。
本当なら、ゆっくり時間をかけて考えるべきですが、もし、朝、頭が痛くなったり、お腹がいたくなったりなど、体調まで影響が出ているようなら、「逃げて勝つ」という道も考えてみてもいいのではないか。と思います。
私が仕事を辞めると決断する前にする3つの質問についての記事も参考にしてみて下さい。