仕事でミスをしてしまうことは誰でも起こりうることです。
しかし、そのミスをすぐに素直に認めることができなくて、ミスを隠すため嘘をついてしまった。
後から冷静に考えてみると、「なんであの時、正直にミスを認めなかったんだろう」と後悔することもありますよね。
自分を守るためとはいえ、嘘をついてしまうと、自己嫌悪におそわれ苦しくなります。
それに、後になればなるほど、事態が大きくなり、言い出せなくなってしまうんですよね。
そこで、今回は、仕事でミスをしてしまった時、ミスを隠すため嘘をついてしまった。
でも、今すごく後悔している時、今後どうしたらいいのかについて解決案をお話していきたいと思います。
あなたの心のモヤモヤが少しでも晴れてくれることを願い、では早速いってみましょう。
正直に話すべきか。このまま嘘を突き通すべきか
ミスして隠すために嘘までついてしまって後悔している時、この後、どうしたらいいか。
考えられる選択肢は2つしかありません。
1、上司に正直に話す
2、このまま嘘を突き通す
この2つしかないんですよね。
では、それぞれの道に進んだ場合、今後、どんなことが起こりえるのでしょうか。
考えてみましょう。
上司に嘘をついたことを正直に話した場合に起こりうることと
・ 上司や周りからの評価が下がる。
・ 怒られる。
・ 嘘がバレるかもしれないという気持ちからは解放される。
・ 後悔の気持ちからは解放される。
このまま嘘を突き通した場合に起こりうることと
・ うやむやになり、なかったことにできるかもしれない。
・ そのミスが別の人にせいになってしまう可能性がある。
・ 嘘がバレる可能性がある。
・ 後悔の念がずっとつきまとう。
正直に話した場合、いい面としては、「今の後悔の気持ち」や「嘘がバレるかもしれない」という心配からは解放されます。
悪い面は、あなたへの「評価が下がる」「信用がなくなる」ということが考えられます。
このまま嘘を突き通した場合、いい面は、「上手くいけば、うやむやになり時が過ぎ去る」かもしれません。
しかし、「バレるかもという不安」と「後悔の気持ち」をこの先ずっと抱えながら過ごさないといけません。
どちらもいい面、悪い面があり、選ぶといってもかなり難しいですよね。
でも、残念ながら、この2つのどちらかしか選択肢ないんです。
正直に話す。嘘を突き通す。どちらを選んだらいいのか
正直に話す。嘘を突き通す。どちらを選んだらいいのか。
究極の選択ですが、私の個人的な意見としては、正直に話してしまった方が辛さが少ないのではないかと思います。
今、この記事をあなたが読んでいるということは、すごく後悔していて、その罪悪感にたえられないほど辛い思いをしているのではないでしょうか。
後になればなるほど、大ごとになり言い出しにくくなり、どんどん悩みの深みにはまってしまいます。
少しでも「後悔している」という気持ちがあるなら、今後、さらに悔やまないように、今からでも、正直に上司に報告してしまった方が、これ以上自分を傷つけることなく、心がラクになれるのではないかと思います。
このまま嘘を突き通す覚悟があるなら、嘘にたえる鉄の心臓が必要です。
それに、嘘をついている人というのは、いつもと違い妙に親切だったり、そわそわしたり、普段と違う違和感が知らず知らずのうちにでてしまうもの。
いつも一緒に働いている職場の人たちの中で敏感な人は、その違和感に気がつき、嘘がバレてしまう可能性は十分にあります。
今後、ずっとビクビクしながら働くことの方が、きっともっと辛いです。
嘘をつくと後悔の念に押しつぶされる
ミスをして隠すための嘘をついてしまうことの原因の多くが、
● 周りの人たちからの信用がなくなってしまう。
● 自分の評価が下がってしまう。
● 上司が怖くて本当のことが言えなかった。
という自分を守るための理由がほとんどだと思います。
あとから冷静に考えれば、嘘をついてしまってあとでクヨクヨ悩むことに比べたら、自分の評価が下がることや怒られることなんてそれほど大したことじゃないんですよね。
本当のことを伝えず、黙って嘘をついている方が心の負担はずっしり重いです。
ミスだって早いうちほどどうにかなるもんだし、嘘をついてしまってミスに気がつくのが遅くなれば、最初は小さなミスだったのに、時間が経てば経つほど大きなミスになりかねません。
そして、さらに嘘に嘘を重ねて言い出せなくなってしまったり…。
この歳になってそんなことわかってるのに…。
ごまかしている自分もイヤで情けなく思えて、自己嫌悪におちいるんですよね。
後になればなるほど言い出しにくくなる
嘘をついてしまった場合、予想外に大ごとになってしまい、どんどん正直に言い出しにくくなってしまうんですよね。
それが一番怖いところです。
自分の気持ちの中に後悔していることモヤモヤするものがあるなら、明日より今日、今すぐにでも正直に報告してしまった方がいいと思います。
なんて言えばいいの?
「正直に報告すると言っても、なんて言えばいいのかわからないよ…。」
不安な時こそ、頭が回らず、なんて言っていいかわからなくなってしまうものですよね。
でも、「今までの事情(今までのいきさつ)を順序立てて正直に話すこと」が一番です。
● 自分のミスだとは気付いていなかった。
● しかし、そのミスは自分のせいであること。
● 「報告が遅れて申し訳ありませんでした。」と謝罪。
頭の中で言葉がぐるぐる回ってしまうときは、ノートやメモ帳に書きだしてみましょう。
きっと、いい言葉が見つかります。
もちろん、正直に話すことが一番だとは思いますが、「自分の評価が下がるのが怖くて、ミスしたことを隠すためわざと嘘をつきました。」とわざわざ事を荒立てるようなことを言う必要もありません。
その辺は、「最初は自分のミスだと気が付かなかった」など、言葉を選んで伝えましょう。
仕事で嘘をついてしまった時の私の体験談
仕事で、自分のミスを隠すため、とっさに上司にウソをついてしまった。
私も過去にあり、自分の情けなさに悩んだことがあります。
「確認しておいて。」と頼まれた書類を、いつも確認しても問題ない書類だし、ちょうど忙しかったので、今回も平気だろうとざっとしか確認しないで次の人に書類を渡してしまったことがありました。
しかし、あとからその書類に記入ミスがあったということが発覚。
その後、上司に「○さん(私)のとき記入ミスはなかった?」と問われて。
まあ見たは見たし、きちんと確認してもその記入ミスに気がつかなかったこともあるだろうし、全くの嘘ではないよなと自分に言い聞かせて「私の時はその表記にミスはなかったと思います。」と答えたことがありました…。
よく確認していればたぶん私の段階で発見できたこと…。
しかし、自分の弱さからその事実をすぐに認めることができず…。
その後、嘘をついてしまったこと後悔しました。
あとから、ざっとしか確認しなかったことがバレたらどうしよう。
他の人の責任になってしまったら申し訳ないな。
やっぱり正直に言えばよかったな。と後悔の念が…。
私は心配性なので、くよくよ悩みとことん深い穴に気持ちが落ちていきます。
そして、時間が戻せたらあの時に戻って正直に話せるのにな。
もう嘘は絶対つかないようにしますから、この気持ちから逃れさせて下さい。と神様に頼んだりしたこともありました。
ほんと、心配性でそんな後悔するなら最初からウソをつくなよ。とその時の自分に言いたいです。
今後同じような後悔をしないためにはどうしたらいい?
自分のミスをすぐに認めるのって、とても勇気のいることです。
今後も同じ思いをしないように、「人からの評価が下がってしまうかも」「上司から怒られるかも」という不安や恐怖を乗り越えて、ミスしたことを素直に認められる心の強い人になりたいですよね。
そのためには、ミスを指摘されて怖くて嘘をついてしまいそうになったら、ひと呼吸おく!
あとあと心配して後悔することを考えるなら、この場で正直に報告してしまった方が100倍マシだ!
評価が下がってしまうかもしれないけど、嘘を重ねるよりマシだ!
と強く自分に言い聞かせる。
そして、今、嘘をついてしまいって後悔している辛い気持ちを忘れない。
今、これだけ痛い目にあっているので、きっと、あなたはもう二度と同じ後悔は繰り返さないです。
仕事でミスして嘘をついてしまい後悔している時のまとめ
もし、今日ミスをしてしまって嘘をついてしまったことを後悔していたら、勇気をもって明日、朝一番で上司に正直に話してしまった方が気持ちはラクです。
今後、バレるかもとビクビクしながら仕事をするのは、想像以上に辛いと思います。
ミスは、気が付くのが早ければ早いほど修正は簡単だし、周りの人の迷惑も最小限で済みます。
ミスをしてもいつものあなたの仕事ぶりを見ていれば、それほど評価が下がることはないと思いますよ。
勇気を出して、一歩成長するチャンス!
神様は正直なあなたを見ててくれますよ!
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