自分では確認し、注意しているつもりでもミスが多く、上司に何度も怒られてしまう…。
何度も怒られると、またミスしてしまったらどうしよう。
もう失敗は許されない。
という恐怖心から、手が震えたりしてよけいに怖くなり、思うようにできなくなってしまう。
ミスした時の上司や職場の人たちの視線も怖いし、失敗をしちゃいけないというプレッシャーがすごくて、仕事へ行こうとすると、お腹や頭が痛くなったり、吐き気もしてくる。
こんな状態でどうしたらいいのかわからない。
私も、今までとくに問題なくできた仕事でも、怒られる。失敗できない。という恐怖心とプレッシャーから異常なまでに萎縮(いしゅく)してしまい、
緊張したり、手が震えたり、返事ができないほど声を出せなくなってしまったりして、そのせいでよけいミスが増えてしまうことがありました。
そして毎朝、
「今日は仕事でミスしませんように。」
「今日は平和に何事もなく無事に仕事ができますように。」
「今日は上司に怒られませんように。」
と神様にお祈りしてから、精神的にもギリギリの状態でなんとか仕事に行っていたことがあります。
こういうとき、ほんと辛いですよね。
そこで、今回は、ミスが怖くて、仕事にも行きたくないほど辛い時、
● どうしたら仕事でミスすることへの恐怖心から抜け出せるか。
● 他の人は仕事でミスが怖いときどうしているのか。
についてお話していきます。
どうしたらこの仕事のミスに対しての怖さから抜け出せる?
まず、この「怖い」というのは、なにが怖いのかという原因を考えてみましょう。
仕事でミスが怖い原因
仕事でミスが怖いと思ってしまう原因を深く掘り下げてみると、
● 上司に怒られるのが怖い。
● 職場の人たちや周りの人に迷惑がかかり、自分の評価が下がるのが怖い。
という2つの理由からくるものが大きいのではないでしょうか。
ミスすることそのものが怖いというよりも、上司から怒られること、評価が下がることが
怖いということが心の奥底にあるんですよね。
ミスというのはただのまちがったという「出来事」であって、そこに本来、怖いや悲しいなどの感情はありません。
そのため、その出来事がまちがってしまったなら、本来は修正すればそれで終わり。
しかし、そのミスに「人」が関わることによって、「感情」が入ってきてしまいます。
ミスによって、上司に怒られる恐怖。
上司や職場の人たちや取引先に迷惑がかかり、申し訳ないという気持ちと、自分を責める気持ち。そして、自分への評価が下がってしまう怖さ。
「怖い」というのは感情、この「人」に対しての感情なんですよね。
もし、あなたが今の仕事を一人ですべてしているとします。
そこで、ミスをしてしまったら、「ミスが怖い」と思うでしょうか?
たぶん、自分でそのミスの責任をおえばいいだけなので、ミスが怖い。仕事へ行きたくないほどの恐怖とは思わないと思います。
ミスが怖いというのは、本当の意味は、
「ミスして怒られるから怖い」
「ミスして周りに迷惑がかかってしまい、自分の評価が下がるのが怖い」ということなんですよね。
仕事でミスが怖い!を解消する方法
ミスしないようにする方法
まず、根本的な解決策は、ミスをしないようにするということですよね。
解決策の前にまずは原因がわからないと解決できないので、仕事でミスをしてしまう原因を考えてみると、
・ 忙しすぎて、あやふやなまま仕事を進めてしまった。
・ 自分の思い込みで、仕事をしていたら違っていた。
・ 上司から嫌味を言われイライラして、心ここにあらずで、仕事がいい加減になってしまっていたから。
・ 上司とウマが合わなくて、なるべく話したくないと思ってしまい、確認をおこたってしまったから。
など、他にも原因はあるかもしれませんが、主な理由は「確認が足りなかった」ということにあるのではないでしょうか。
そのため、ミスをしないようにする解決策の一つは、あやふやなままで仕事を進めるのではなく、やはり「確認をする。」ということが一番大切です。
そして、ミスをしたら、次同じミスをしないように、メモをとり気を付ける。
忙しすぎてミスをしてしまうなら、「あせってるな」と思ったら、深呼吸していったん心を落ち着けて、平常心を取り戻す。
これといった裏ワザがあるわけではなく、一般的な解決策しかないですが、もうこれしかありません。
本来であれば、失敗も何回か繰り返していくうちに時間とともに慣れてきて、ミスはだんだんと少なくなり、どうにかなります。
先ほども言ったように、ミスというのはただの間違いという「出来事」。
間違ったのなら修正するのみです。
しかし、今の時代、即戦力が求められ「最初はみんな失敗して、だんだん覚えていくんだから、次から気をつけてね。」なんて、そんなのんびり悠長(ゆうちょう)なことを言ってくれる会社ってないですよね。
ミスすれば怒られ、怒られるのが怖くなりまたミスをする…。
ミスを気にしすぎて、「ミスが怖くなる。」「ミスが怖くて仕事への行きたくない状態。」というのは、困ります。
ミスをして上司に怒られるのが怖いのを解消する方法
ミスが怖いのは、
ミスをする
↓
怒られる
↓
怒られるのが怖くなり、仕事そのものも怖くなり失敗しやすくなる。
↓
またミスをしてしまう
という、負のスパイラルにはまってしまうのが原因です。
ミスをして、一度すごく上司から怒られたりすると、それがトラウマになってしまい、その上司の顔を見るだけでも、背筋がこおるような恐怖がありますよね。
私もメンタル面が弱いので、怒られると、落ち込みが激しく、自分を責めて、何をするにも無気力になり、自信がなくなってしまいます。
困ったことに、自信がなくなると、びくびくしてしまい頭が真っ白になってよけいミスも増えるんですよね。
この負のスパイラルから抜け出すには、やはり「ミスをしないようにすること」そして、「自分に自信を取り戻すこと」が重要です。
自分の評価が下がるのが怖い時の解消法
仕事で「人」と関わる以上、他人の評価ってすっごく気になってしまうものですよね。
とくに、仕事でミスが怖くなってしまっているのは、周りの評価を気にしすぎていることがあります。
あなたがミスしたことで、「またミスをして…。あなたがいると迷惑なんだよね。」と思われたら怖い、みんなから冷たい目で見られるのが怖い。という恐怖心。
私も他の人の目をすごく気にしてしまう性格なので、気持ちわかります。
そこで、考え方を変えてみましょう。
もう今まで十分に失敗しているので、あなたの評価はもう一番下まで下がっています。
つまり、これ以上、評価が下がることはありません。
今が一番下なら今のうちに失敗して学んで、あとは評価は上がるしかないんです。
いつも失敗ばかりで評価が低かった人ほど、ほんの少しのことことができるようになると、
「あれ、○○さんこの仕事今で何回言ってもできなかったのに、やっとできるようになったね。」なんて言われたりして、
評価が一気に上がるので、評価がもともと高い人より、仕事の評価のハードルが低いので認めてもらいやすくなります。
このように、「もともと自分への評価は、ゼロである。」というところからスタートして考えてみると、自分への評価が下がるという怖さが、全くなくなるとくことはないかもしれませんが少しは減るのではないでしょうか。
あなたの評価への恐怖心が少なくなれば、「評価する・評価される」ということに、興味もなくなり、人の目はどうでもよくなり、周りの目を気にせず、仕事に集中でき、今すべきことだけをすることができます。
そして、周りの人の評価を気にしすぎる人は、「みんなに迷惑をかけてしまった。」と自分を責めすぎてしまう傾向があるので、その点も注意しましょう。
「なんで自分はこんなにできないんだろう。」
「みんなに迷惑かけてしまって申し訳ない。」
と、一度、落ち込んで反省したら、うじうじと悩んで自分を責めすぎないこと。
「明日から頑張ろう!」と無理やりプラス思考にするということではなく、悩みすぎない、罪悪感にひたり過ぎない、自信をなくしすぎない。ようにする。
私もよく悩みすぎてしまうのですが、そういう時はもう考えず、早めに寝てしまうことにしています。
寝てしまえばよけいなことを考えずにすむし、身体の疲れもとれるので一石二鳥!
みんな仕事でミスが怖くても我慢して行っているの?
自分が辛い時、他の人はどれくらいまで我慢しているのか。
みんなも「仕事でミスが怖くて、仕事に行きたくない。」ってことはあるのか。
他の人のことが気になるものですよね。
私が仕事でミスが怖かったときの体験談
私は、一番最初の会社でかなり上司から怒られていて、性格なども非難され、別室に呼ばれ1時間くらい説教されたりしていました。
しかし、社会人になりたてだったので、「これが社会、働くというものなのか。」と思い、我慢に我慢をしていました。
今、冷静に考えれば、ただのパワハラ上司で、運が悪かっただけなんですけどね…。
その時は、上司から怒られると、ミス以外のことでも言われ、自分を全否定されるので、どん底まで落ち込んでしまい心の傷は深かったです。
そのため、ミスも怖くて手が震えるし、上司の顔を見るだけで、頭が真っ白になって言われたことが飛んだりしてしまい、仕事をするのが怖く、毎朝、会社に行きたくなくなかったです。
結局、最後は身体が拒否反応をおこし、食事が食べられなくなり、朝も吐くようになり、辞めたのですが…。
そして、次の会社に行くことになったのですが、そこでは、上司からミスすれば怒られることはあっても、きちんとフォローがありました。
怒られても「できない自分へのくやしさ」が一番にあり、仕事に行くのが嫌だなという思いはありましたが、「ミスが怖い。」ということはほとんどなかったです。
やはり、仕事でミスが怖い、仕事に行きたくないほど恐怖を感じるかは、上司や職場の環境によって、全く違います。
仕事でミスが怖いと思うかの度合いは人によって違う
「あなたは仕事ができなさすぎる。」「もう次ミスしたら後はないよ。」など、上司から、きつく言われたら、「次、ミスをしたら…」と考えると怖くなってしまうのがふつうです。
人にそんな恐怖心をあたえて、よけい仕事ができなくさせて、何考えてんだか…。
それは、上に立って指導する上司という立場として失格なだけです。
残念な上司にあたってしまったのです。
そのため、仕事やミスが怖いと言うのは、その職場の環境にもよるし、人によって我慢の限界も違うし、みんながみんな怒られてもどれくらい我慢しているかというのは、正確に測ることはできません。
周りの人と比べるということが、あまり意味がないことです。
仕事でミスが怖いと多くの人は思ったことがない?
周りの人と比べても意味はない。と書いておきながら、でも周りがどうなのか気にしてしまうもの…。
私も、仕事で辛かったとき、他の人は毎日どんな気持ちで仕事に行っているんだろうと思って、友人や家族、周りの人たちに聞いてみたことがありました。
すると、「仕事に行きたくないな(めんどくさいな)」と思うことはあっても、「仕事が怖い」「ミスが怖い」「会社に行きたくないほどの恐怖心がある」ということはない。とみんな言っていました。
つまり、仕事でミスが怖い。会社に行きたくないほどの恐怖がある。というのは、ふつうのことではなく、異常なことなのです。
それに気が付いたとき、「やっぱり今の状態おかしいんだ」(やっぱり仕事にたいしてのこの恐怖心はおかしんだ)ということがわかり、なんかほっとした感覚がありました。
・ どんなに頑張ってもミスをしてしまう。
・ どうしてもできない苦手な仕事が多い。
・ 何をしても怒られてしまう。
自分では精一杯頑張っているのに、努力や我慢だけではどうにもならないことってあります。
今、あなたが、仕事でミスが怖い。会社に行きたくないほどの恐怖があり、朝、お腹や頭が痛くなったり、吐き気があるほど辛く我慢の限界にきているなら、その仕事や職場があなたに合っていないのかもしれません。
「仕事でミスが怖い」と思うこと自体がふつうではなし、精神的ストレスから体調まで影響が出てしまうことも、ふつうではありません。
私もこのことに気が付くまでだいぶ我慢をしてしまい、うつ状態になり、精神的にも体力的にも回復に1年弱かかりました。
もっと早く気が付き、我慢せず抜け出し、毎日が恐怖のかたまりの仕事から早く転職してしまえばよかったと今は思います。
あなたは、私のような失敗をおかさないように気を付けて下さい。
まとめ
仕事でミスが怖くて仕事に行きたくないほどの恐怖がある時、この怖さの原因は、
● 怒られるのが怖い。
● 周りの人の評価が下がるのが怖い。
という、ミスそのものをしてしまうのが怖いというよりも、「人に対しての怖さ」があるため、仕事でミスが怖くなってしまうということがあります。
仕事でミスが怖いを解消する方法として、まずは、ミスをしないことですよね。
ミスをしない方法は、
・ 確認をする。
・ メモをとる。
・ あせっているときは、深呼吸する。
そして、怖さを解消する方法は、
ミスをして上司に怒られるのが怖いのを解消する方法としては、「ミスをしないように気を付けること」「自信を失いすぎないこと」。
自分の評価が下がるのが怖い時の解消法としては、「周りの評価を気にしすぎないこと」「自分を責めすぎないこと」。
自分が辛い時、他の人がどうしているか、どれくらい我慢すればいいのか気になりますが、他の人とは、職場の環境、人によって我慢の限界も違うので、正確に比べることができません。
しかし、仕事でミスが怖い。仕事に行きたくないほどの恐怖心がある。というのは、ふつうではなく、異常なことなんだということ。
仕事でミスが怖い。
毎日ビクビクしながら仕事をしている。
怒られるのが怖い。
仕事に行くのが怖い。
恐怖を感じながらいい仕事はできません。
そして、仕事への恐怖、ミスへの恐怖から、頭が痛かったり、お腹が痛かったり、吐き気などの体調などにも影響がでているのもやはり異常なことです。
自分の身体は自分しか守ってあげることができませんので、早めに身体のサインにも気が付いてあげてください。
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