● 簡単な仕事でも人に頼もうとする人。
● 本来、その仕事をやるべき人がさぼり、期限が間に合わないからと仕事を頼まれる。
● 自分は楽な仕事ばかりで、面倒な仕事ばっかり押しつける先輩。
仕事を頑張っても評価や給料に反映されるわけでもない…。
なんで人の分の仕事までして、私ひとり頑張らなくちゃいけないんだろう。
人から仕事が頼まれることが多いと、なんで私ばっかり!とイライラしてしまい、ストレスがたまりますよね。
そのイライラしている自分が嫌だなと思ったりもします。
そこで、今回は、どうしたらイライラせずに気持ちよく仕事を引き受けることができるのか。
また、どうしたらうまく仕事を断ることができるのか。についてお話していこうと思います。
考え方次第で、イライラやストレスが減るかもしれません!!
仕事をイライラせず気持ちよく引き受ける方法
あなたがよく人から仕事を頼まれるということは、「仕事ができる」ということです。
「あなたに任せておけば大丈夫という安心感がある」「認められている」と考えることができます。
ミスや失敗が多い人にわざわざ仕事を頼む人はいませんからね。
仕事を頼まれれば頼まれただけ、他の人よりも仕事の効率を上げるスキルを磨くことができたり、できる仕事も多くなっているはずです。
それが小さな雑用仕事であったとしても、もしかしたら今後何かの役に立つ場合もあります。
えっ本当?と思われるかもしれませんが、本当にあったんです!
頼まれた雑用仕事だったけど、後々役に立った時の話
私の場合、前職で、備品や事務機器のメンテナンスなどの仕事を頼まれることが多かったことがありました。
説明書をみながら一生懸命やっと直せたと思っても、使い方が悪い人がいてまた壊れるの繰り返し…。
「壊した人が直してくれよ…!!!」とイライラしながらやってました。
しかし、その後、転職した先で、たまたま似たような事務機器の修理を頼まれるという偶然があったのです!
以前メンテナンスしていた機器に似ていたので、なにが原因かもだいたい予想がつき、付属品を交換して修理完了。
前職では、メンテナンスとか時間がかかるしめんどくさい仕事をいつも頼まれて嫌だな。と思っていたのですが、転職先でも似たような仕事をたまたま頼まれ、以前の経験が役に立ちました。
この時、「なんでも経験しておいて損はないんだな。」
「やっておいて無駄なことってないのかもな。」とちょっと思いました。
つまり、頼まれ仕事も「スキルアップにつながっている」「無駄な経験はない」と考えることができれば、仕事を頼まれた時、いつもより気持ちよく引き受けられるのではないでしょうか。
とはいえ、中には、どう考えてもめんどくさいから押し付けられたような仕事や、「そんなの自分でやってよ」というような超簡単な仕事も頼まれたりします。
あまりにも仕事を頼まれ過ぎる場合は、きちんと断るということも大事です。
仕事をうまく断る方法
「断る」というのは、なかなか言いづらく難しいことですが、必要に応じて断ることは重要なことです。
「頼みやすい人」ほど、「はい。」と断らずに仕事を引き受けすぎて、頑張りすぎるため、イライラしてストレスをためてしまい、心の病気にもかかりやすいので、気を付けて下さい。
まず、頼まれる仕事が多い時、断る時のポイントとしては、
「すぐには頼まれた仕事をできませんがいいでしょうか。」「いつまでにその仕事はすればいいのでしょうか。」というかたちで、仕事の期限を聞いてみましょう。
「はい。わかりました。」と断るのを遠慮してすぐに引き受けてしまうと、どんどん仕事を頼まれることが多いので、忙しい時はすぐに回答せず、しぶることで、相手も仕事を頼むことを考えてくれるはずです。
それでも頼まれる仕事が多い場合は、「今の仕事で手一杯なので、申し訳ありませんができません」とはっきり断るしかありません。
一度断ると、相手も頼みにくくので、自分の仕事に集中できる時間も増えます。
私は仕事が忙しすぎてパニックになってしまった時、「今やっている仕事もおろそかになってしまうので、これ以上の仕事はできません。」と直接上司に訴えたことがあります(笑)
仕事を頼まれる人の特徴
「頼まれやすい人」の特徴としては、
・ 責任感が強く、まじめ。
・ ミスしない。
・ 性格もやさしいので言いやすい。
・ 仕事が丁寧できれい。
・ 信用できる。
などありますよね。
「頼まれやすい人」はとにかくミスや失敗がないです。
私も人にお願いする時は、「信頼できる人。頼みやすい人。」に無意識にお願いしているようです。
以前、Aさん(いつもミスや失敗が多い女性)に「会議室行くならついでに、次の仕事の△△のファイル持ってきてほしいな。」とちょっとした用事を、お願いしたことがありました。
Aさんも同じグループで関わっている仕事で、もちろんそのファイルのことも知っていて、持ってくるだけのことなので、とくに不安もなくお願いしました。
しかし…。
なぜか別のファイルを持ってきてくれました…。
次の仕事なにやるかわかっているのに、なぜ今このファイルを持ってきてくれたのだろうか…???
その後、結局、自分でファイルを取りに行く羽目に…。
二度手間になり、こんなことならわざわざ頼まなければよかったと反省した経験があります。
そして、その後、Aさんには、ちょっとしたことでもお願いすることはありませんでした。
そのため、毎回同じ人に仕事を頼んでしまうということがおこってしまいまうんですよね。
「頼まれやすい人」でも「頼まれにくい人」でも給料は同じで、毎回同じ人に頼むと仕事量が違ってくるので、「頼まれやすい人」の不満は増えるのは当然ですよね。
しかし、仕事を頼まれない人にも悩みはあるんです。
仕事を頼まれない人も逆に悩んでいる
では、「頼まれにくい人」の特徴は、どんなことがあるのでしょう。
● 間違いやミス、失敗が多い。
● 信用できない。
● 頼みにくい。
● 仕事や作業が雑(ざつ)で汚い。
こんなようなことが当てはまるのではないでしょうか。
仕事を頼まれなくてラッキーと思っている人はそれでいいです。
でも中には、仕事を頼まれないことについて「私は信用されていないのかも」「仕事を任せられないと思われているのかも」と悩んでいる人もいます。
私も、仕事を覚えたての頃、時期的にそろそろ新しい仕事に挑戦してみろと上司から言われたのに、「まだ、あなたには任せられないから、その仕事には手を出さないで。」と先輩に言われたことがありました。
先輩には信用されていないんだな。とすごく落ち込みました。
そう考えると、仕事を頼まれるということは、ある意味では信用されているということでもあり、うれしいと思えるかもしれません。
仕事を頼まれるのは実はあなたの長所かも
仕事をよく頼まれる人は、先ほども「頼まれる人の特徴」でも書きましたが、
・ 責任感が強く、まじめ。
・ ミスしない。
・ 頼みやすい。
・ 仕事が丁寧できれい。
・ 信用ができる
という素晴らしい面をもっているということです。
それはもしかしたら、あなたの伸ばしてくべき「長所」なのかもしれません。
当たり前すぎることこそが長所や才能の可能性がある
私の友人で、歩いているとよく人から道を聞かれたり、顔見知りのいない場所でも人から話かけられ、その後友達になったり、とにかくどこへ行っても人から声をかけられることが多い友人がいます。
なぜなのか?
私はそれはその友人が「話しかけやすい」というのが大きなポイントではないかなと思います。
・ この人なら丁寧に教えてくれそう。
・ この人なら話が合いそう。
その友人がもともと持っている雰囲気が、人をひきつけているのかなと感じます。
「話しかけやすい雰囲気をもっている」というのはその友人の「長所」ですよね。
当たり前すぎて気がつきにくいことこそが、実は長所であり、才能だったりするんです。
「仕事をなぜか自分だけよく頼まれる」という時、いつも頼まれてイライラしてしまうかもしれません。
しかし、「あなたにいつも頼んでくる」ということは、実は、当たり前すぎてわからなかったけど、その「いつも仕事を頼まれる理由」の中に、あなたの長所や才能があるのかもしれません。
それは、
話しかけやすさだったり。
仕事の正確さであったり。
信頼感があることであったり…。
まだあなたが気が付いていない長所や才能が隠れているのかもしれませんよね。
自分の長所や才能ってなかなか自分自身では当たり前すぎて見過ごしてしまいます。
そんな時は、あなたのことを客観的にみて、長所をみつけてくれる診断テスト(無料)を利用してみてはどうでしょう。
転職活動などの面接に役立てる診断テスト(グッドポイント診断)というものなのですが、実際、私もやってみました!
診断結果はこちら
私の診断結果を簡単にまとめてみました。
● 冷静沈着…つねに冷静である。
● 親密性…交友関係は広くなく、人と広く浅くではなく、狭く深く付き合うタイプ。
● 悠然(ゆうぜん)…落ち着いている。
● 感受性…人の変化に気がつきやすく、周りの人のことをよく見ている。周りの人に合わせる。人が気になるタイプ。
● 受容力…安心感を得る人もいる。和やかな人間関係を重視。
という結果になりました。
私も、仕事を頼まれやすいタイプか。頼まれにくいタイプか。で言えば、頼まれやすいタイプだったりします(笑)
「常に冷静。落ち着いている。安心感がある。」などの要素があるため、仕事を頼みやすいのかな。と、この診断テストをしてみて思ってしまいました。
これが私の長所であるってことなので、喜ぶべきことなんですよね。
正直、無料の会員登録をするだけでできてしまうので、 あまり期待しなかったのですが、診断結果を見てかなり当たっていてびっくりしました。
あなたの長所を発見できることで、なぜ仕事を頼まれやすいのか理由がわかり、イライラも減るかもしれませんよね。
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仕事を頼まれイライラするときの考え方まとめ
仕事を頼まれイライラしてしまう時、気持ちよく仕事を引き受ける考え方は、
● なんでも経験しておいて損はないと考えてみる。
● 仕事を頼まれないよりも、仕事を頼まれることは信用されているということなので、ある意味うれしいことなのかもしれないと考えてみる。
● 仕事をいつも頼まれるということは、私の長所でもあるのかも考えてみる。
考え方を少し変えてみると、少しはイライラした気持ちを減らせるのではないでしょうか。
また、頼まれる仕事が多い時は、期限を聞く。
そして、できる範囲で引き受けますが…。という姿勢をみせる。
頼まれる仕事がもう嫌なときは、引き受けたいけど今急ぎの仕事があると、回答しぶりで断る。
仕事を「頼まれやすい人」と「頼まれにくい人」って、どこの職場でも必ずいて、同じ給料なのにその仕事量の差は大きく、不公平だと思ってしまいますよね。
でも、仕事を頼まれやすい人は、「頼まれる理由」があるはずです。
そこにこそ、あなたのまだ知らない長所や才能が眠っているのかもしれません。
イライラを減らすためにも、自分自身を見つめ直してみると、新たな発見があるかもしれませんよね。
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