前の仕事で、理不尽な上司に毎日怒られ、精神的に参ってしまい、体調不良になり、限界になり辞めた。
上司からいじめのターゲットにされたことで、職場の人たちからも嫌味や悪口を言われ、避けられるようになり、職場でも孤立してしまった。
もう限界。
心も身体も我慢の限界で、仕方なく仕事を辞めざるを得なかったということもありますよね。
私もそうでした。
転職しても、また合わない上司にあたってしまい、怒られるんじゃないかという不安。
どこへ行っても自分は仕事ができないじゃないかと思ってしまい、なかなか一歩が踏み出せない。
結婚相手もいないし、将来も不安もある。
親にも心配かけたくない。
求人をみるだけでも頭が痛くなる。
どうしたらいい?
辛かった仕事を辞めた後、最初は、意欲的に転職活動してたけど、うまくいかない…。
自分は必要とされていなかもしれないとも思えてきて、だんだん面接を受けることへの恐怖、働くことさえも怖くなってしまい、引きこもりがちにもなってきますよね。
無職になり数か月経つと、今まであった肩書がなくなってしまうので、急に世間から外されたようで怖くなってくるんですよね。
私も、働くことが怖くなり、無職になり引きこもりになってしまい辛い思いをしました。
そこで、今回は、働くのが怖くなってしまって無職で引きこもりがちになってしまった時、どうしたらいいのか。何から始めたらいいのか。具体的な方法についてお話していきます。
働くのが怖くなってしまった根本的な原因
ではまずは、働くのが怖くなってしまった原因について考えてみましょう。
「働くのが怖い。」と思ってしまうのは、
仕事ができない。ミスが多い。ということから、上司や先輩から怒られる。嫌われる。
みんなに迷惑をかけてそのせいで、無視されたり、悪口を言われたらどうしよう。
自分を責め続け、なさけなくなり、自信を失って、ますます仕事ができなくなり、ミスが多くなる。
そして、また怒られるという悪循環になることで、仕事が怖くなり、会社に行けなくなり、働くことそのものが怖くなってしまうんですよね。
ここでのポイントは、結局なにを怖がっていたのかというと「人」だということ。
働くことや仕事でミスしてしまうことよりも、「人が怖い」という怖さなんですよね。
人への怖さを克服するための解決法
人が怖いを克服するためには、「いい人との出会い」が必要です。
例えば、
・ 誰に対してもみんなに明るくあいさつしている。
・ 嫌なこと(ゴミ拾いやトイレ掃除など)でも自ら進んでやり、みんなが気持ちよく過ごせるようにと考えている。
・ やさしさがあふれていて、その人と一緒にいると安心感がある。
男性・女性・年齢関係なく、いい人と出会うと、「世の中にはこんな親切な人、素敵な人もいるんだな」と感じ、自分の視野が狭くなっていたことに気がつきます。
そして、今まで、人が信じられなくて怖かったのが、「まだまだこの世の中、やさしい人、素敵な人がいっぱいいるんだな。」と、思えるようになってきたら次のステップのチャンス。
● こんな素敵な人に私もなりたい。
● こんな素敵な人がいる職場で働けたらいいな。
● 前の職場はたまたま運が悪かっただけなんだ。
と、だんだんと考えが変化してきます。
人が怖いを克服するには、人との出会い。
矛盾しているように見えますが、あなたを傷つけたのも人ですが、あなたを助けてくれるののも人。
そのためには、まず、毎日、家族以外の人と出会うという一歩を踏み出さないといけません。
働くのが怖いから抜け出すステップ
一日一回外へ出る習慣をつける
まず、毎日、一日一回は外へでて、太陽の光をあび、家族以外の人と会う。ことから始めてみましょう。
・ 散歩をしてみる。
・ 図書館へ行ってみる。
・ 買い物に行ってみる。
毎日、習慣化することで、とくに誰かと会話するわけではなくても、「人を見る」「人と会う」とこで、「世の中いろんな人がいるんだな。」と思うと、なんとなく気持ちもふっと軽くなるのもです。
そして、気持ちにもゆとりができるので、人に対しての恐怖心はだんだんと薄れていってくれます。
私も、仕事を辞め人が怖くて引きこもりになり、抜け出した時は、ここからのスタートでした。
相談してみる
そして次のステップ。
人への恐怖心が少しやわらいだら、次に、今、悩んでいること。不安に思っていること。を誰かに相談してみましょう。
自分一人の力ではどうしようもないとき、やはり周りの人の助けは必要です。
「相談」する意味は、2つあります。
● 人に聞いてもらうことで、自分の頭の中が整理され、あなたの悩みがはっきりわかるようになる。
● 悩みを理解してもらえることで、安堵感(あんどかん)があり、新たな一歩をふみ出しやすくなる。
自分の頭の中が整理される
悩みすぎてしまうと、「どうして自分はダメなんだろう。」「どうしてうまくいかないんだろう。」「どうしてみんなと同じように働けないんだろう。」と、
ただ「どうして?」「なぜ?」という答えの出ない疑問しか、考えられなくなってしまいます。
しかし、誰かに相談するとこで、相手に説明しなくてはならないので、自然と頭の中も整理されます。
何に一番悩んでいるのか。
何が一番辛いのか。
どうなりたいのか。
人に説明し、あなたのこと話していくことで、「なるほど、ここがわたしの一番ひかかっていた悩みだったんだ。」と気づきやすくなります。
話を聞いてもらうことで、お腹の中にたまっていたモヤモヤがスッキリしますよね。
新たなステップもふみ出しやすくなる
悩みを相談するのに、家族に相談してもいいですが、やっぱり身内なので「甘えてるだけだ」「みんな嫌でも働いてるんだぞ」と言われたり、「働くことが怖い」ことを理解されないことが多いような気がします。
そこで、やはりここは、今までに様々な悩みをもった人の相談にのっているプロに、一度相談してみるのがいいのかなと思います。
悩みを理解し、わかってもらえると、安堵感(あんどかん)があり、必要以上に自分を責めたり、落ち込みも少なくなり、新たなステップもふみ出しやすくなりますよね。
悩みを相談できるところ
心の悩みを相談できる場所としては、「カウンセリングルーム」「行政の相談所」などがあります。
「心療内科」「精神科」「メンタルクリニック(心療内科も精神科もある)」では相談できないの?と思うかもしれませんが、「心療内科」「精神科」は、あくまでも病院というくくり。
先生が症状を聞き(診察)し、薬を処方してくれるところで、「相談する」ところではないんです。
私も心療内科の病院に電話したところ、「うちではカウンセリングは行っていませんがそれでもよろしいですか。」と言われ、最初は意味がわかりませんでした。
つまり、心療内科や精神科、メンタルクリニックでは「悩みを相談(カウンセリング)するのではなく、症状を聞いて診察する」という違いがあるんですね。
ただし、相談するにもあなたとカウンセラーさんとの相性もあります。
相談してみて「なんかこの人は違うな」という違和感があったら、別のところへ行ってみるなど、やはり、あなたに合ったカウンセラーさんを探すのが大切です。
カウンセリングルーム
臨床心理士や心理カウンセラーの資格をもつカウンセラーさんが行っている民間のカウンセリングです。
1回60分、90分と長く時間をとってじっくり話を聞いて相談にのってくれます。
しかし、その分、料金も60分で5,000円~10,000円くらいと値段が高めなところが多いところが、ちょっと行きにくくなってしまう点でもありますよね。
それでも「こんなことも相談していいのかな」というような小さな悩みまで、じっくり相談したい人におすすめです。
行政の相談所
行政の相談所は、無料で相談にのってくれます。
中でも仕事や就職についての悩みは、どこへ相談すればいいのかよくわからない。というときは、厚生労働省のおこなっている就労支援サービス「サポステ」というところがあります。
「サポステ(地域若者サポートステーション)」というところは、全国にあり、15歳から39歳までの人を対象にした相談窓口です。
紹介の動画はこちら
「サポステ (お住まいの地域名)」で検索すると、家から近いサポステの場所がでてくると思うので、まず始めの一歩として相談してみるのもいいのではと思います。
最初は電話して、相談の予約をとるだけでもとても勇気のいることだと思います。
しかし、あなたが審査されたり、合否があったりするわけではないので、そう考えると、面接の電話をしたり働くことよりもハードルが低いですよね。
まずは、この一歩から。
職業訓練に行ってみる
まだ働くことが怖くハードルが高いと感じるときは、職業訓練(職業訓練は無料で受けられる学校です。)などの学校に通い、そこでパソコンなどのスキルを身につけてから働くという方法もあります。
職業訓練を受けるメリットとしては、
● 朝9時頃から5時くらいまでの授業があるので、基本的な生活習慣、身体を慣らすことができる。
● 「毎日、朝出かけて、夕方帰ってくる。」という社会人と同じサイクルを取り戻せ、それが自信になる。
● 就職につなげるスキル・ビジネスマナーなどのスキルが身に付く。
● ひとクラス10~30人くらいの人がいるので、人との出会いがある。
私も実際に職業訓練に半年通い、就職につなげました。
授業もしっかり教えてくれ、社会で役立つスキルが身に付き、それが自信になり、働くことへの恐怖がだんだんなくなりました。
また、学校で、気の合う人や素敵な人と出会うことができれば、人への恐怖もなくなりますよね。
職業訓練を受けたいなと思ったら、ハローワークに行って、「職業訓練を受けたいです。」と言えば丁寧に説明してくれます。
家でできる仕事を考えてみる
まだ「働くことがどうしても怖い」「人と関わることがどうしても無理だな」という感覚があるときは、無理して外へ働きに行っても傷つきやすくなっているので、ちょっとしたことでまた自信をなくしてしまう可能性もあります。
今は働く形もいろいろですよね。
私も無職で引きこもりだった時、家でなにかお金を得る方法がないかといろいろやってみたことがあります。
どうしても多くの人と関わる仕事が無理なら、今の時代はインターネットがあるので一人でできる仕事も増えています。
在宅ワークでも注目されているのが「クラウドソーシングサービス」。
「こんな仕事をしたい!」という人と、「こんな仕事をしてくれる人はいないかな?」という人をつなげてくれる仕事のマッチングサービスです。
クラウドソーシングサービスを利用してみよう
日本最大級のクラウドソーシングサービスでは、「クラウドワークス」が有名です。
その中での初心者さんでもできるおすすめな仕事内容は、「記事執筆・ライティング 」。
いきなり記事を書くといってもできない。と思ってしまいますが、よく募集内容を見ると、
・ 旅行に行ったときの体験記
・ ダイエットに関する体験談
・ ファッションについて
・ ドラマのあらずじや感想
などの記事の募集があります。
体験記事なら、あなたの思ったことをそのまま書けばいいので、比較的記事を書きやすいですよね。
1文字0.5円で2000文字の募集であれば、1記事1,000円の収入を得ることができ、それを1日1記事でも続けられれば、1ヶ月で3万円稼ぐこともできます。
実際に副業でも月1万円~5万円、さらにすごい人は月20万円と、文章が書くのが得意であれば稼いでいる人は多いですね。
文章もだんだん書いていくうちに慣れていくので、パソコンスキルや情報発信のスキルを磨いて、独立、起業する人もいます。
例え1円でも自分で稼ぐことができると、それが自信になり、自分に自信がつくことで、次の「転職する」というステップがぐっと近づきます。
また、もし転職しようと思った時、「無職の期間、何していたのですか。」と聞かれたら、「ライターとして仕事をしていました」と言うこともできるので、損はないですよね。
無料会員登録はこちら ⇒ クラウドワークス
他の人は働くのが怖いと思ったことがない?
この「働くのが怖い」という感覚。
実は、ほとんどの人は働くのが怖いとは思ったことがない人が多いようなんです。
その理由は、私も過去に上司からの暴言。職場の人からの無視されたり、嫌味を言われたりの人間関係で精神的にズタズタになり、「働くのがすごく怖い。」と思ったことがあります。
その時、みんなどんな気持ちで働いているのかなと思い、家族、親せき、友人に聞いてみたことがありました。
すると、全員が「働くのが怖い。」という感覚は今まで一度も思ったことがなく、「働くのは楽しくはないけど、すごく嫌でもない。面倒なこともあるけど、まあみんなと同じに会社に行っていた方が楽(らく)。」と、私の周りの人たちは言っていました。
みんな仕事ってそんな感じなのかな。
仕事が怖くなったりしないのが、うらやましいな。とそのときすごく思ったのです。
だから、相談しても「甘えだ」「みんな仕事は辛いんだから」と言われ、なかなかこの「怖い」という気持ちを理解してもらえないことが多いのかな。
そのため、誰にも相談できずに、どうしたらいいか一人で悩みを抱えてしまう人が多いのだと思います。
やはり誰かに相談する時は、家族以外の人に相談することをおすすめします。
まとめ
前の仕事でひどい目に合い、働くのが怖くなって無職で引きこもりがちになってしまい、どうしていいかわからない時、何から始めたらいいかについて、私の体験も含めてご紹介しました。
具体的なステップ、方法としては、
● 一日一回外へ出る習慣をつける。
● 誰かに相談してみる。
● 職業訓練に通ってみる。
● 家でできる仕事を探してみる。
働くのが怖いと一度思ってしまうと、なかなか動き出すのは難しいですが、動き出さないと、チャンスも逃してしまうことになってしまうんですよね。
それは非常にもったいないことです。
このまま何もしないと、歳だけとってしまい、あとあと後悔することになります。
今が一番若いです。
まず一歩ふみだして、この辛い状況から抜け出しましょう。
その一歩として、あなたの性格、長所、才能を知ることのできる無料の診断テストというのもあるので、試してみてはいかがでしょうか。
この診断テストかなりするどいところをついていて、けっこう当っています(笑)
私も実際やってみてびっくりしました。
あなたの性格、長所、才能を知る方法についての記事はこちら >>